わたしのみだし

見出しだけでも読んでください

求む!!「幻のそば」を継ぐ者

渋谷駅のモヤイ像が見つめる先のほうに、薄いけど柔らかいヒレカツを丼で出す店がある。厨房をぼーっと眺めていたら、キャベツをスライサーで千切りにしている。スライサーって、キャベツを千切りにできるんだ。ま確かに。それはそう。なんだけど、それは初めて千切りの秘密を覗きみたところだった。

その進化の果てにはフードプロセッサーがあって。だから先輩にいじめられて、朝から晩まで玉ねぎをみじん切りしてる料理人見習いは、多分いない。

道具といえばGoogle様。全く頭が上がりません。グーグルマップが「10分で着きますよ」と言えばそうなる。天気予報もね。あれはすごいね。雨降るよって言われたら傘持ってくといい。傘は小さいけど強度を持って広がるから。それもこれもロケットが宇宙まで飛んで、人工衛星が漂ってるおかげ。おっと。ここでミルクは電子レンジの中でホットミルクになる。水分子を振動させているらしい。一方ヒートテックは電気いらずであったかい。わけがわからん。どうなってんの。

テクノロジーは魔法じゃない。ひとつひとつ秘密を知ればそれはそうと思う。エンジニアは魔法を信じない仕事でもあるのだし。それでも生活が魔法に包まれてると感じる。知らないことは尽きない。

『読んでない本について語る方法』の冒頭で本を読まない司書の話があった。司書の仕事は無数の本と本の関係を整理することだから本の内容には立ち入らず、一切読まないという極端な立場を表明する。主人公に極端な人間をぶつけてそこからの学びを描くのはよくある筋書き。僕もこの司書の姿勢にすっかり「読書ってそういう一面あるな!」と思ってしまった。本と魔法が似てるとしたら?なぜ魔法を解明しようとするんだろう。わからんな〜。

あと30分で成田空港から飛び立つが、色々あって晩飯はハンバーガーとアンパン。むこう1ヶ月は日本を離れるからそばなど食べたかったのですが…。ターキッシュエアラインの機内食、ドネル オア ソバ だといいな。