わたしのみだし

見出しだけでも読んでください

スカートを上げて露出、逮捕

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知識の露出狂なので、全く需要がないのに特に良かった技術書の紹介とレビューをします。この半年で20冊近く読んでいる。えらい。とりあえずRubyとWeb関係の一部。続きはまたいつか。

 

 

Ruby編】

 

プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発デバッグ技法まで (Software Design plusシリーズ)

 

 

とてもおすすめ。全くのゼロからプログラミング始めます!って人向けの本ではない。しかしそんな本は他にいくらでもあり、むしろRuby初心者が中級者になるために必要な本があまり無かったので、やや踏み込んだ内容を扱ったこの本はとても価値がある。これを読んだら次は以下の3冊を読むといい。

 

 

オブジェクト指向設計実践ガイド ~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方

 

爆おすすめ。この本を読むと、「メソッドってメッセージだわ…」という気持ちになる。ひとつのアプリケーションを拡張したりリファクタリングしたりで話が進んでいく。かなり実用的なアドバイスにあふれているが、はじめにもあるようにあくまで「著者のやり方」なので、これを読んで自分ならどう設計するかを考えることが大事。というか勝手に考えさせられる。すごい本。

 

メタプログラミングRuby 第2版

 

メタプログラミングRuby 第2版

メタプログラミングRuby 第2版

 

 

激・おすすめ大明神。いまこの瞬間からあなたはこれを読むしかない。他のこと全部忘れちゃってさ…。超一流のRubistたちが使うRubyの真の力はこの本に全て詰まっている。厚みは大したことないくせに非常に歯ごたえがあるので時間をかけてじっくり読んでほしい。動的にメソッドを追加したり、無いメソッドを呼び出すことができるようになる。しかしそのようなメタプログラミングな部分はこの本の一部でしかなく、Rubyのメソッド呼び出しやコアプログラムに対する理解も深まる(とてもシンプルに見えてくる)し、後半はRailsのコードを読み解くというこれ以上なくありがたい内容になっている。僕はこの本を読んで、ソースコードを読むことに恐れがなくなった。人生が変わります。ぜひ。

 

Rubyによるデザインパターン

 

Rubyによるデザインパターン

Rubyによるデザインパターン

 

 

とてもよい。デザインパターンを学ぶことのメリットは言わずもがなだが、この本の素晴らしさはRubyという動的型付け言語で、柔軟な実装方法を示してくれることだ。

またデザインパターンが淡々と紹介されるのではなく、「このパターンにはこういうメリットデメリットがあるからこういうときはこのパターンを使うのがいい」みたいなこと言ってすぐ次にそのパターンの説明をしてくれる。パターン同士の関係がわかってよい。絶版だが図書館で借りて読むべし。

 

 

【Web・一般】

 

プロになるためのWeb技術入門」-――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか

 

「プロになるためのWeb技術入門」 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか

「プロになるためのWeb技術入門」 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか

 

 

ウェブサーバーの仕組みがざっくりわかる。ウェブサーバーの発展の歴史を追いながら説明するのはGood。ただ、後半はJavaPHPの具体例が豊富だったが、僕がそれらの経験がなかったので読むのにやや苦労した。しかしプログラム部分は流し読みでも全体的な話は分かるようになっている。

 

 

コーディングを支える技術-成り立ちから学ぶプログラミング作法

 

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)

 

 

プログラミングの発展の歴史や言語間の比較を通して、さまざまな概念についてより理解が深まったと思う。教養書的な立ち位置で、これを読んだからといって明らかに昨日までのコードが変化する訳ではないが、例えば新しい言語を学んだり他の本を読むときに内容を理解しやすくはなるはず。

 

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

 

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

 

 

言わずと知れた名著。この本の内容は錆びることがない。ユーモアたっぷりで読みやすい。全員読め!というかこの本読んでない人と仕事したくない!