わたしのみだし

見出しだけでも読んでください

男は漢字でものを考えたがる

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まったく〜!男は〜〜!!

確かに男はみんなキングダムが好きだし、ハンターハンターでは念だの凝だの漢字のオンパレード、果ては「見る」ことを「見(ケン)」などと言う友人もいるし(そいつは内モンゴルの血が流れているから、血が騒いでるんだなと思って僕は見てる)、「男は漢字でものを考えたがる」、あながち間違いじゃないのかもしれない。

 

適当な具材たくさん入れて煮込みうどん作って盛り付けてテーブルに持ってくときに、今このうどんを落として床にぶちまけたら計り知れない悲しみが僕を襲うな…と思った。

 

友達の家では、20歳の誕生日になったら開かずの扉の奥に来いと言われる。それは正真正銘開かずの扉で、彼は生まれてからずっとその家に暮らしていたが、扉の奥を見たことは一度としてなかった。扉は電子ロックになっている。力技も小細工も通用しない。彼はなんとか誕生日までに扉の開け方を見つけてやろうと、あの手この手で扉の解錠を試みる。

彼は前日から粘り強く扉をどうにか開けようと頑張っていたが、まもなく誕生日、どうにも開ける手立てが見つからない。このままでは誕生日の丸1日かけても開けられそうにない。焦る彼の目の前で、いとも簡単に扉が開いた。

日本の法律上、人間が歳をとるのは誕生日の前日の午後12時である。そのため、誕生日と呼ばれる日にはすでに1つ歳をとっている。誕生日を迎えたその瞬間、つまり20歳になった瞬間。自動的にセキュリティシステムに彼の権限が付与されて、彼も扉を開けられるようになるのだった。扉の奥のバーカウンターでは祖父母、両親、兄と姉がそれぞれのドリンクを手にこちらを向いて「誕生日おめでとう〜!」と祝福した。っていう夢をみた。権限て!ズコーッ。